最近、「これがしたい」が見つからない…

時間に余裕ができたはずなのに、「何をしたいか分からない」。
そんな気持ちになること、ありませんか?

私自身、去年の元旦に再婚したばかりで、「落ち着いた40代後半」と言われる年齢にはなったけれど、正直まだまだ“これから”を模索している最中です。

子育てが終わって自由な時間がある、というわけでもない。
ずっと一人でがんばってきた私にとって、今の時間は“やっと手にした自分の時間”。
でも、その使い方が分からなくて、気づけばスマホを眺めて一日が終わってしまう日もありました。


“好きだったこと”を思い出してみませんか?

そんなとき、ふと始まったのが「編み物」でした。

きっかけは、懐かしい毛糸を手に取ったこと。
子どもの頃、祖母に教わって棒針でマフラーを編んだ記憶がよみがえり、
試しにかぎ針で少し編んでみたら、不思議と心が落ち着いたんです。

昔は棒針中心で、レース編みやモチーフなんて自分には無理だと思っていました。
でも今は、気負わず、自分のペースで楽しめばいいと思える。

「昔好きだったことに、今の自分でまた触れてみる」
それだけで、少し気分が変わるのを感じました。


楽しみは“やってみる”ことで見えてくる

しばらくは一人で黙々と編んでいたけれど、SNSで“編み会”をしている人たちの投稿を見かけるように。
楽しそうな様子に、「私も、編み会やってみたいな」と口に出してみたんです。

すると、夫が「やりたいなら、やればいいじゃん。早いほうがいいよ」って。

そのひとことが、胸に響きました。

私は昔から、やりたいことがあっても動き出すまでに時間がかかるタイプ。
でもその時は、「今、やっていいんだ」って背中を押されたような気がしました。

特別な準備はいらない。ただ、自分が「やってみたい」と思った気持ちを大切にすること。
それが、自分を少しずつ変えてくれるんだと実感しています。


自分の世界が広がる“きっかけ”を探して

気づけば、寝る前や仕事の合間に毛糸に手が伸びる日々。
自分のためだけの、静かな楽しみ。

誰かと比べたり、成果を求めたりしなくていい。
ただ「これ、やってみたいかも」と思ったことに向かってみるだけで、
ちょっとずつ、自分の世界が広がっていくのを感じます。

こういう時間のそばに、自分の“好き”を取り戻すような服や小物があると、もっと気分が上がる。
ReStyleでは、そんな感覚に寄り添えるアイテムも紹介していきたいと思っています。


わたしの“好き”を見つける旅は、これからが本番

「やりたいことがない」と感じるときは、無理に何かを始めようとしなくて大丈夫。
まずは、“ちょっとだけ気になること”に手を伸ばしてみる。

私のように、人生を選び直した途中にいる人にこそ、
楽しみはこれから、きっと見つかります。

まだはじまったばかり。
だからこそ、ゆっくりでも、自分らしい“楽しみの旅”を一緒に続けていきましょう。